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美濃手漉き和紙職人の紹介

保木工房

和紙のレリーフとも言える透かしの和紙を主体に制作。幸草紙工房の加納さんと共に岐阜県の郡上市で楮を自家栽培している。収穫した楮や那須楮、中国楮を原料にして漉き上げられた和紙には、様々な文様が漉き込まれている。 羽良多氏のタイポグラフィーや、小紋、ストライプや草花の図柄を漉き込んだ和紙は、印刷では表現できない心地よい空間を与えてくれる。「天然素材のある暮らし」を提案する保木工房の作り出す和紙は、その名前のままに、胡桃染め、藍染め、ウコン染め等、植物染料を利用して楮の繊維を染めた和紙も漉く。独特の技術を使い(弊社との共同開発)透かしと染めの漉き合わせた和紙は、たとえばリビングルームの一角に飾りたくなる趣がある。(文:家田学)
<保木工房 プロフィール>
保木 成敏
昭和42年生まれ 岐阜県高山市出身
平成8年  越後門出和紙工房・小林康生氏の元で楮の栽培から紙漉までを学ぶ。
平成10年 伝統工芸士 後藤茂氏の元で修行する。
平成13年 保木工房設立

Corsoyard

落水紙と薄みの和紙を主体に、非常に緻密な美しい和紙を制作。原料には最高級の那須楮を主体に利用している。そのため彼らの作る和紙の表面は艶やかで、シルクの様な光沢感のあるフラットさを持つ美しいものである。
落水紙にも贅沢に那須楮を使用しているために、晒し楮にない自然な生成りの色をした、肌触りの良い商品が特徴である。
岐阜の水うちわの再生プロジェクトにも協力して、極薄の雁皮(がんぴ)紙にも挑戦して成功させた。1/100ブランドの水うちわも、Corsoyardの漉く極薄の雁皮紙があってこそ、である。
水うちわの生命線とも言えるその透明度は、うちわに使用する和紙がその結果を大きく左右する。少しでも厚みが増すと透明な団扇は白濁した「水うちわ」になってしまう。ミクロンの世界で手漉き和紙の厚みのコントロールに挑戦出来る職人の存在は、工房「コルソヤード」の大きな資産である。(文:家田学)
<Corsoyard プロフィール>
倉田 真
昭和54年生まれ 岐阜県可児市出身
平成10年に美濃手漉き和紙基礎スクールに参加。
平成11年1月から、鈴木竹一氏のもとで紙漉を習い始める。主に薄美濃紙、本美濃紙、を漉く。
澤木 健司
昭和55年生まれ 岐阜県可児市出身
平成10年に手漉き和紙基礎スクールで美濃和紙について学ぶ
平成12年より大光工房、市原達雄氏のもとで仕事として紙漉きを始める。落水紙、植物入り和紙、障子紙を主に紙を漉く。

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