→【1】手漉き和紙(雁皮紙)づくり
★【2】手漉き和紙(雁皮紙)への絵付け〜シルクスクリーン印刷
→【3】竹骨づくりからうちわ貼り
→【4】最後の仕上げ:ニス塗り〜天日干し
1)印刷位置あわせ。シルクスクリーン印刷は、1色毎に色を刷り重ねていくため、絵柄のずれの無いよう最初の位置合わせは、職人の勘に頼る重要な作業です。
2)まずは一版目。ベースとなるブルーの波紋から印刷します。
3)一枚一枚丁寧に手で印刷をしています。スキージを引く角度や速さによって刷り上がる和紙の表情が変わるため、ここが職人の腕の見せ所です。
4)長台と呼ばれる台に、並べれられるだけ和紙を貼付け、職人が少しずつ移動しながら印刷していきます。
5)二版目。白色を印刷します。その上に様々な色がのっていきます。
6)三版目。蓮にグリーンがはいりました。
7)四版目。金魚にイエローが入りました。
8)最後の五版目、仕上げの赤を入れます。
9)「蓮と金魚」の水うちわの絵柄の完成です。
10)印刷は終了しましたが、絵付けの終わった和紙を台から綺麗に剥がす作業が残っています。水うちわに使用している雁皮紙は極薄な為、せっかく印刷が綺麗に仕上がってもこの時点で紙が破れてしまう事があるからです。
11)丁寧に一枚ずつ、紙を剥がしていきます。こうして絵柄のついた和紙はきれいにまとめられ、うちわにするために、丸亀の竹うちわ貼り職人の元に送られます。